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【京都旅】南禅寺の注目ポイントを徹底解説|~周辺のおすすめグルメもご紹介~

水路閣

京都市地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩10分にあるのが「南禅寺」です。

開創から700年以上の歴史があり、禅寺の中で最も格式があると言われています。

国の重文化財に指定されている「三門」やインスタ映え間違いなしのフォトスポット「水路閣」、狩野派の障壁画や庭園を見学できる「方丈」など、魅力たっぷりのスポットをご紹介します。

是非、訪れる際に参考にしてみてください。

南禅寺の見どころ

作者: 潤風

南禅寺(なんぜんじ)は、京都市左京区にある臨済宗南禅寺派大本山の寺院で、日本の禅寺の中では最も格式が高く、京都五山(天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺)より格上で、別格扱いを受けています。

また、天下の大泥棒・石川五右衛門が「絶景かな」と言った「三門」や、明治天皇より御所にあった「日の御門」を拝領した「勅使門」、伏見城松井邸の門を勅使門として寄進された「中門」などが、国の重要文化財に指定されています。

他にも、禅の世界観を表現した「方丈」は大方丈と小方丈で構成され、国宝に指定されています。中には重要文化財である桃山時代の狩野派の障壁画が描かれていたが、経年劣化が激しく、現在は一部デジタル撮影によって復元した壁画が展示されています。

レトロな雰囲気が漂い、ドラマや映画の舞台として有名な「水閣路」はレトロな雰囲気が漂い
京都の近代化を物語る貴重なモニュメントとしてインスタ映えスポットにもなっています。

勅使門

作者: 武市正雄

南禅寺を訪れるとき、まず最初にくぐる門は“中門(ちゅうもん)”ですが、その中門の左側を見ると、中門より風格のある門があります。この門が重要文化財に指定されている「勅使門(ちょくしもん)」です。

「勅使門」は、寛永18年(1641)明正天皇より、御所にあった「日の御門」を拝領したものです。古くは天皇や勅使の来山の折に限って開かれる門でした。

現在の南禅寺ではこの勅使門は新しい住職の就任の際や勅使が通る際に開かれ、普段は閉じた状態でしか見ることはできませんが、安土桃山時代の伝統的な建築様式で佇む姿は、まさに『勅使』を迎える門としての趣を感じられます。

勅使門の南にある「中門」は、慶長6年(1601)松井康之より、伏見城松井邸の門を勅使門として寄進されたものです。日の御門の拝領に伴い現地に移建され、幕末までは脇門と呼ばれていました。

三門

作者: 源五郎

境内に入ってすぐに見えてくるのは、南禅寺のシンボルにもなっている荘厳な「三門」。

「絶景かな、絶景かな!」とは、歌舞伎「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」で石川五右衛門が発する名台詞。春の桜を愛でながら大盗賊が見得を切るシーンは、この「三門」楼上が舞台になっています。

高さ約22メートル、日本最大級の高さを誇る三門は、別名「天下竜門」と呼ばれ、知恩院・久遠寺(山梨県)とともに「日本三大門」として数えられ日本を代表する名門の一つです。

三門が建立されたのは永仁3(1295)年、西園寺実兼の寄進によるものでしたが、文安4年の火災で焼失。現在の三門は寛永5(1628)年に藤堂高虎が大坂夏の陣で亡くなった家来を弔うために再建したものです。

山門楼上内陣には、正面に本尊の宝冠釈迦坐像や十六羅漢像とともに、徳川家康・藤堂高虎の像が並んでいます。天井の訪欧、天人の極彩色の図は、江戸時代初期を代表する絵師・狩野探幽と土佐徳悦。外の景色だけでなく、内陣までもが全て圧巻です。

また、三門は真下から見ると迫力があり、三門の上層の楼「五鳳楼」に上がると、京都市街を望む絶景が広がります。石川五右衛門が愛でたのは春の桜でしたが、季節を問わず四季折々の情緒を感じることができるスポットです。

水路閣

作者:ima japan

南禅寺を代表するフォトスポットと言えば「水閣路」です。

田邊朔郎(たなべ さくろう)が設計・デザインした水道橋で全長93.2メートル、幅4メートル、高さは9メートルにもなります。
この水閣路は、明治維新後の京都を復興させるべく琵琶湖の水を京都へと引いた「琵琶湖疏水事業」にともない、明治21年(1888)に完成。
生活用水としてだけでなく水力発電にも使われるようになり、京都の産業発展に大きく貢献。現役の「疎水」として活躍しています。

今ではドラマや映画のロケ地や、アニメの舞台としておなじみで、レトロな雰囲気が周辺の自然と調和して絶好のインスタ映えスポット!ぜひ訪れたいスポットのの一つです。

アーチ形 レンガ造り
作者: 潤風

水閣路の観覧は自由です。
時間を気にせず夕暮れ時に訪れるのも、夕日と調和した景観を楽しめてインスタ映え間違いなしですよ♪

方丈

方丈とは寺の住職の居室。また、住職の俗称のことを指しますが、禅宗寺院においては前者のほうを指します。
南禅寺の方丈は、「大方丈」とその背後に接続した「小方丈」からなっています。
中には重要文化財である桃山時代の狩野派の障壁画が描かれていましたが、経年劣化が激しく、現在は一部デジタル撮影によって復元した壁画が展示されています。部屋の四方に描かれる力強い作風の障壁画は圧倒されること間違いなしです。

大方丈は慶長16年(1611)、御所の建物を下賜されたもので、貴重な遺構として国宝に指定。内部は桃山前期の狩野派による絢爛豪華な障壁画で彩られ、今はデジタル復元された、往時のように華やかな襖絵を目にすることができます。

大方丈庭園は江戸時代初期、南禅寺債権の祈りに小堀遠州によって作庭。禅院式枯山水の庭園で通称「虎の子渡しの庭」と呼ばれ、昭和26年(1951)に国の名勝に指定されています。

小方丈は伏見城の遺構。こちらには狩野探幽筆と伝わる《群虎図》40面が飾られ、豪奢な雰囲気。外から見る禅寺の趣と、堂内の華やかな雰囲気を感じることができます。

小方丈庭園は小方丈の西側に作られた庭園で、別名「如心庭(にょしんてい)」と呼ばれ、昭和41年(1966)に植彌加藤造園が作庭。

南禅院

作者: kaz2uc

南禅寺の別院である「南禅院」は南禅寺発祥の地であり、亀山天皇が正応2年(1289)離宮で出家して法皇となられ離宮を寄進。その遺跡が南禅院です。

亀山天皇自らの作庭とも伝わっており、上池の「曹源池」と下池の「心字池」。2つの池で構成され、深山幽谷の趣を感じられるお庭で、国の史跡名勝にも指定されています。

また、南禅院の離宮は鎌倉時代の代表的様式「池泉回遊式」で、池を中心にしてぐるりと回遊するように設計されています。

離宮当時のおもかげを遺したこじんまりとした庭園は、南禅院の周辺の深い木々に囲まれており、静寂が広がったわびさびの世界に足を踏み入れることができます。

曹源池(そうげんち)

南禅院には「曹源池(そうげんち)」と呼ばれる美しい庭園があります。竜の形に作られ中央に蓬莱島があり、下池には心字島が設けられています。瓢箪のような形をした池を中心に造られた庭園は、亀山法皇自らが心血を注いで作庭し、それを作庭家でもあった高僧の夢窓疎石(むそう そせき)が手を加えて完成させたと言われています。

曹源とは、禅そのものの根源という意味で用いられる「曹源一滴水」という禅語に由来しています。その意味は、「一滴の水は、あらゆる物の根源である」ということ。
つまり、何事においても粗雑に扱うことをせず、無駄にするなと意味なのです。

曹源池は東山三十六峰のひとつ南禅寺山を借景とした鎌倉時代の代表的な池泉回遊式庭園で、池の周りには吉野の桜や難波の葦、龍田の楓などが移植されたと言われ、今も春夏秋冬それぞれの彩りを楽しませてくれます。

拝観案内

拝観期間・時間

 拝観時間
12月1日~2月28日AM8時40分~PM4時30分
3月1日~11月30日AM8時40分~PM5時

※拝観受付は拝観時間終了の20分前まで。
※年末(12月28日~31日)は一般拝観できません。

拝観料

南禅寺の境内に入るのにはお金はかかりませんが、三門・方丈庭園・南禅院を見学する際は拝観料がかかります。

 方丈庭園三門南禅院
個人一般   : 600円
高校生  : 500円
小中学生 : 400円
一般   : 600円
高校生  : 500円
小中学生 : 400円
一般   : 400円
高校生  : 350円
小中学生 : 250円
団体(30名以上)一般   : 500円
高校生  : 450円
小中学生 : 350円
一般   : 500円
高校生  : 450円
小中学生 : 350円
一般   : 350円
高校生  : 250円
小中学生 : 200円
南禅寺
 京都府京都市左京区南禅寺福地町
 075-771-0365
 【12月1日~2月28日】8:40~16:30
  【3月1日~11月30日】8:40~17:00

  ※休観日:12/28~12/31

【アクセス】:地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩10分、
       京都市バス「東天王町」または「南禅寺・永観堂道」より徒歩約10分

【公式サイト】:南禅寺

南禅寺周辺のおすすめグルメスポット

南禅寺の境内巡りを存分に楽しんだ後は、すこしほっこり休憩タイムですね。
南禅寺の門前名物と言えば「湯豆腐」!
湯豆腐は南禅寺参道周辺で作られていた精進料理から広まった料理なんです。

上質な地下水で滑らかに作られたお豆腐と、京都のだし文化が加わった最高のマリアージュを堪能できます♪
南禅寺から徒歩で足を運べて、京都らしい雰囲気を味覚でも味わえるなら行かない理由はないですよね。最後は舌で京都を味わい尽くしてくださいね♪

南禅寺 順正

南禅寺を訪れたら必ず立ち寄りたいのが「南禅寺 順正」です。
京都きっての湯豆腐の名店であり、国の有形文化財である順正書院と回遊式庭園を敷地内に持つこちらのお店は、食事と合わせて京の雰囲気を感じながら散策を楽しむことができます

南禅寺 順正
 京都府京都市左京区南禅寺門前
 075-761-2311
 11:00~21:30(ラストオーダー20:00)

【定休日】  : 不定休
【予約サイト】: ぐるなび

南禅寺 八千代

南禅寺参道に面した料庭八千代は、小川治兵衛の庭園を眺めながら名物の湯豆腐や京料理を楽しむことができます。
庭園に隣接する席が用意されており、京都らしい雰囲気を味わいながら食事をすることができます。京都らしい粋を感じながら食事がしたい方におすすめです。

南禅寺 八千代
 京都府京都市左京区南禅寺福地町34
 075-771-4148
 11:00〜16:00(ラストオーダー15:00)
  17:00〜21:00(ラストオーダー19:00)

【定休日】  : なし
【予約サイト】: ぐるなび

南禅寺参道 菊水

伝統と革新が創り出す織りなす”和”と”洋”の新しいお料理を提供してくれる「南禅寺参道 菊水」。季節に合わせた日本古来の伝統と新しい試みを感じるた京の洋食を選べるので、すこし違ったテイストを選びたい方にはおすすめです。

南禅寺参道 菊水
 京都府京都市左京区南禅寺福地町31番地
 075-771-4101
 【ランチ】 11:30〜14:00
  【カフェ】 14:30〜17:00(最終入店 15:00)
  【ディナー】17:30〜22:00(最終入店 20:00)

【定休日】  : なし
【予約サイト】: ぐるなび



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