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【終活】エンディングノートを書く際のポイント|注意点や適切な保管場所は?

注意

エンディングノートとは、自分の人生の終わりに備えて、残されるご家族や大切な人に伝えておきたいことや自分の希望などを事前に書いておくためのノートです。

ご自身の気持ちを整理し、ご家族や周りの人へ思いを伝えるのに有効なエンディングノートですが、書くにあたって注意しなければならないポイントがあります。

こちらでは、エンディングノートを書く際の注意点や保管場所についてまとめましたのでご紹介します。

「エンディングノート」の内容

エンディングノートには、実際どのような内容を書いたらよいのでしょうか?
主な項目はこちらになります。

【主な項目】
・ご自分の情報
・介護、医療の希望
・葬儀屋お墓の希望
・財産、資産について
・危篤状態や亡くなったときに連絡を取る人
・家族に伝えたい思い

他にも、友人や知人にむけた感謝の気持ちや、ペットに対する思いなど。
書く内容は人それぞれ千差万別。基本的に何を書いても大丈夫です。
具体的な内容については、エンディングノートの書き方で詳しくご説明していますので、そちらをご覧ください。

【おひとりさま】老後の心配はお金だけじゃない~エンディングノートの書き方~

エンディングノートを書く際の注意点

エンディングノートは、自分の意思を好きに書き記せて、ルールにとらわれることなく気軽に始められる点が良いところです。
書き始める前に、注意しなければならないポイントを押さえておくだけで、のちに困ることなく書き続けることができます。

1. 暗証番号の記載はしないこと

銀行口座やクレジットカードの暗証番号は絶対に記載しないようにしましょう。
万が一、エンディングノートの盗難や紛失があった場合、不正利用や悪用されてしまう恐れがあります。

また、通帳やキャッシュカード、銀行印などと一緒にエンディングノートを保管することもリスクを伴いますので絶対に同じ場所に置かないように注意しましょう。

2. ボールペンで書くようにすること

鉛筆やフリクションボールペン(擦ったらきえるもの)で書くと、いざご家族が確認しようとした際に消えてしまっていたり、経年劣化で見えなくなってしまう可能性があります。
そのため、消えないボールペンで書くことをおすすめします。

エンディングノートは書き直しも自由です。「間違えたら何度でも書き直せばよい」という気持ちで、気軽にボールペンで書き始めてください。

3. 遺言書と同じではない
遺言書

遺言書は死後の「財産のあり方、遺産に関する決め事」を記載した法的に有効な文書になります。

一方、エンディングノートは、遺言書とは異なり法的な効力はありません
あくまでも「お願い事」や「本人の希望や理想」「伝えたい思い」などを書き留めておくものになります。

もし、財産の分配など、ご家族に必ず実行してほしい事柄があれば、エンディングノートではなく、「遺言書」として作成しておく必要がありますので注意が必要です。

4. 定期的な見直しが必要

エンディングノートは、出来るだけ早い時期から書き始めるのがよいとされていますが、時間が経つにつれて、環境や考えが変わることもあります。

また、財産や持ち物が変化することもありますので、作成したエンディングノートは、最低でも1年に1度の見直しを心がけるようにするとよいでしょう。

5. 保管場所について
エンディングノート

エンディングノートの内容は、重要な個人情報が含まれるため保管場所には注意が必要です。
普段から思いついたことを書きたいといって、すぐ手に取れる場所や見つけやすい場所に保管しておくことは絶対に避けなければなりません。

かといって、せっかく書いたノートを誰にも見つけてもらえない場所に保管していても意味がありません。

保管場所はどこでも構いませんが、普段は見られないように、なおかつ自分に万が一のことが遭っても家族がエンディングノートを参考にして行動できるようにある程度は見つけられる範囲で保管する必要があります。

例えば、「緊急時のノート」「亡くなった時のノート」を分けて置いておくことも一つの手です。

「緊急時のノート」は、緊急の際に見つけやすいように、保管場所を家族や友人に伝えておくとよいでしょう。
「亡くなった時のノート」は、財産や個人情報など重要事項を記載して、金庫や人の目につかない場所に保管しておきましょう。こちらの保管場所は、限られた家族に伝えておくことがよいでしょう。

いざという時に家族が開けることができない、パスワード設定があるパソコンやスマホなどに記録することは出来るだけ避けましょう。
※どうしてもパソコンやスマホに入れておきたい場合は、パスワードを家族に伝えておくと良いでしょう

まとめ

エンディングノートは、今は40代・50代の方でも自分自身が歩んできた人生を振り返り、これからの人生の理想を考えるためのツールとして書き始めている人が増えています。

法的な拘束力がない代わりに、どんな思いつきや書き方であっても、そればエンディングノートとなります。

今回ご紹介した注意点に気を付けながら、まずは気軽な気持ちで人生の記録を書き始めてはいかがでしょうか。

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